大好きな仏レトロ食器「アルコパル」のこと。

Arcopal-ミルクグラスのカップ-3個セット

ここベルリンにも夏到来! 蚤の市巡りがますます楽しくなってきました。

さて今回のブログはArcopal(アルコパル)について。
乳白色ガラスにビビッドな花模様やドット柄など「カワイイ」のアンテナを刺激する、当店でも大人気のレトロブランドのお話です。

アルコパル社との表記も多く見られますが、厳密には1825年創業の北フランスの老舗ガラスメーカー、ヴェルリー・クリスタルリー・ダルク社が1958年に開発した強化ガラス(オパールガラス)製品のブランド名を指します。
(エレガントなクリスタルガラスで有名なクリスタル・ダルクも同社ブランド。)

オパールガラスは乳白色のそのカラーからミルクガラスとも呼ばれておりその耐久性は陶器の5倍とも。
ガラス業界に旋風を巻き起こした革命児だったようです。
会社はその後JGデュラン→ARCインターナショナルと名前を変えていくわけですが、この名前にピンときた方はかなりのツウ。

山崎製パンが1981年から開催している「春のパン祭り」。
景品のお皿をお使いの方も多いのではないでしょうか。
実はあのお皿、当初からこちらの会社が受注生産を請け負っているんですよ。
なので耐久性やテクスチャについてはイメージしやすいのではないでしょうか。
他にも半透明のものも多く出回っています。

アルコパルの魅力といえばまずはその丈夫さ。
多少ぞんざいに扱っても割れないのがありがたい。
(割れにくいと言ってもガラスなので注意は必要ですが。)

そしてポップな柄模様。
当店でも出品と共に売り切れてしまうほどの人気を誇るレトロフラワー「Lotus」やカラフルな水玉模様など眺めているだけでウットリしてしまう可愛いさ。
すべて集めてしまいたくなるほどにキケンな中毒性を秘めています。
丈夫な素材にラブリーな絵柄、60〜70年代にかけて一般家庭で爆発的にヒットしたのも頷けますよね。

人気のArcopal-70年代レトロフラワー柄食卓ボウル4色セット
人気のArcopal 70年代レトロフラワー柄食卓ボウル4色セット

また人気のレトロパターンの他、異業種メーカーとのコラボもたくさんありコレクター心をくすぐって止みません。
子供向けのシリーズは特にキケン。
可愛いすぎます。

仏製ヴィンテージアルコパルの意外な歴史

本国フランスのみならずスペインや中東諸国のお茶の間を席巻したアルコパルですが、残念ながら2000年ARCインターナショナルへの社名変更と共に消滅してしまいます。
現在蚤の市などに並んでいるものは70〜80年代のものがメイン。

ヨーロッパ人にとってアルコパルは「あー、昔うちで使ってた〜」「おばあちゃんの家で見た〜」というほどに浸透しているもので、懐かしさも手伝って集めはじめる人も多いのだとか。
なるほど蚤の市でも人気なわけです。

余談ですが、耐熱強化ガラスと聞いて思い浮かべるものにPYREX(パイレックス)があります。
ARCインターナショナルが一時期パイレックスのヨーロッパ地域でのライセンス販売をしていたこともあるため、アルコパル=フランス版パイレックスと認識されている場合も。
面白いですね。

そんなレトロブランドArcopalですが、SNSなどでの人気を受けてなんと今年2月に生産を再開したようです。

http://www.arcopal.co.uk/ (英語版)

お馴染みのLotusと青い小花模様のVeronicaなどが限定復活したほか、オレンジ色の象のマスコットArchibaldが新たに登場。
今後の展開が楽しみです。

*Frau Vintageでは引き続き旧版アルコパルを発掘&販売していきますので楽しみにしていてくださいね。

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