Frau Vintage流、ドイツ蚤の市の買付け方

ドイツのヴィンテージ雑貨と布のオンラインショップ Frau Vintage

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このお仕事をしているとお客様よりたくさんの質問を頂きます。
中でも多いのが「蚤の市」について
今日は私の主観による蚤の市の歩き方をご紹介します。

よくある質問1:「よく行く蚤の市は?」

ベルリン市内だけでも大小さまざまな蚤の市がたくさんあり、次々と新しい蚤の市もできています(日曜がメイン)。
ネットで入手した情報を元に新規開拓もしますが、顔なじみの多い行きつけの市に行くことが多いかな?

ガイドブックに載っていないローカルなところ、旧東ドイツのハードコアエリアや西側の観光客の行かないディープなところがお気に入り。
食器や家具・生地がメインの蚤の市。
何か楽しいもの入ってないかなぁと物色するのが楽しいんですよ〜。

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よくある質問2:「蚤の市に持っていくもの・必需品」

買い付けの際に必ず持参するのは以下の通り:

・リュックサック
場内は行き交う人で混雑します。両手が空くリュック最強! 小銭はポケットにしのばせ、すぐに支払いができるように準備。

・エコバッグ
基本的に買い物袋は貰えません。なので必ずバッグ持参で。私はいつもエコバッグ4,5個を常備しています。

・新聞紙
食器など割れ物を持ち帰るときの必需品。新聞紙を貰えないor量が足りないことが多々あるので予め用意しておくのが得策。

・ウェットティッシュ
蚤の市で売られているものはとても古いものが多く、また野外マーケットでは砂埃をかぶっていることもしばしば。じかに触って見たりするうちに手がかなり汚れます。洗面所がすぐにあるとは限らないのでウェットティッシュがお役立ち。買ったものをバッグに直接入れるのがためらわれる場合にもティッシュがあれば解決! 地味ですが蚤の市巡りに欠かせない必須アイテムなんです。

・おやつ&飲み物
蚤の市歩きは意外と体力勝負! 休憩時や帰りの電車など(結構ぐったりしてます笑)での栄養補給に。

たまたまふらっと立ち寄った蚤の市を冷やかすのも楽しいのですが、何も持ってきていない時に限ってイイものに出会ってしまったり。持ち帰れない〜と泣く泣く諦めるなんてことも。

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よくある質問3:「どうやって発掘するの?」

初めて行く蚤の市は入り口から順番に見ていきますが、慣れたとこでは行きつけのストール(屋台)まで流しながら見ていきます。
商品がキレイに並べられたいかにもプロ!というストールは、やはりそれなりに良い物が揃っているのですがお値段もそれなり。

トルコ系のおじさんが出している、ガラクタなのかなんのかゴチャゴチャと段ボールに詰め込まれたものが無造作に置いてあるようなストールは逆に掘り出し物が眠っている可能性が高かったりします。

DDR製の食器などはこういったガラクタの中から発掘するのが醍醐味。

ベルリンの蚤の市には東西ドイツ時代のものや周辺諸国から流れてきたものなど年代やなにから玉石混交で、ガラクタの中にとんでもない掘り出し物が隠れていてまさに宝探し。

初めは私も物の量に圧倒されて途方にくれたりもしましたが、最近は慣れたもので掘り出し物を見極める嗅覚が身についてきたようです。

蚤の市での出会いは一期一会。以前は迷って悩んで買うと決めて戻ったらもうなかった、、、なんて失敗もよくしました。ので基本は即決即買!

70年代80年代のキッチン雑貨やオモチャなどは色使いもポップで「カワイイ」の心がビンビンに刺激されますよね。

そんな中さらに「これは!!」と閃いたものだけを買い付けています。
うまく説明できないけど私の発掘の基準は「トキメキ」
見ていて楽しいもの・持っていて嬉しいものを私の目線で選んでいます。

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よくある質問その4:「蚤の市でのやり取りは?」

ドイツ語です(当たり前ですが)。

もっとドイツ語が上手に話せたらとは思うのですが、蚤の市でのやり取りは数字が分かればとりあえず大丈夫!と開き直ってなんとかやっています。

私の行きつけのストールは沢山買えば買うほど値引きされるのでまとめ買いが基本。買いたいものをかき集め、まとめていくらか値段を聞きます。

その前に頭のなかでだいたいの値段を自分の中で決めておくのがポイント。
言い値がそれより安かったらオッケー、高かったら値引きの交渉へ。

観光客向けの有名な蚤の市などではふっかけられることも多いのですが、私がよく行くところは良心的なおばさんがやっているローカル向けなので値切る必要があまりありません。

気持ち良く買い物ができるのはこういったローカル蚤の市かも。

足繁く通って顔を覚えてもらえばやりとりもスムーズになりますよ。
個人的には女性の店員さんのほうが安い値段を掲示してくれるような気がします。

こうしてゲットした愛しい戦利品たち。
遠い海を越えて日本のみなさまに可愛がっていただけるようにと母心にも似た気持ちで送り出しています。

以上、FrauVintageの蚤の市サバイバル術でした。

蚤の市巡りは私の趣味でもあり休暇の旅先でも必ず覗くようにしているのですが(ポーランド、ブルガリア、イスラエル、ベルギー、ポルトガルなど)、それぞれに特色があって面白い!
地元の人々の暮らしに触れ合える蚤の市巡り、オススメです。

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